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COMMONS CAFE <コモンズカフェ>

開催日:2013年12月11日

[第2回]同志社大学 神学部 関谷直人「あなたの知らなかったクリスマス」

2013年12月11日、第二回目のコモンズカフェが開催されました。

photo今回のコモンズカフェでは、同志社大学神学部の関谷先生をお迎えし、「あなたの知らなかったクリスマス」というタイトルで、ご自身の生い立ちから、牧師になられるまでの経緯、我々が知らないクリスマスの由来等々をお話いただきました。さらには、今回のテーマである、クリスマスとキリスト教にまじわるお話をざっくばらんにしていただきました。本題に入る前に、先生からまず質問が出されました。現代の日本におけるクリスチャンの人口はどのぐらいいると思いますか。答えは1%未満とのことです。にもかかわらずお寺ですらクリスマスを祝うことになっているんですよね、といった絶妙のツカミからお話しははじまりました。
先生は大学生時代に、プロのミュージシャンを目指していたことをお話しされました。今回のコモンズカフェでも、関谷先生はご自身で自作された同志社マーク付きウクレレを持参されており、普段の授業でも、よく生演奏を披露されているとのことでした。
大学卒業後は、民間企業に就職しますが、一定期間働かれたあと、離職します。その後すぐに障害者施設で勤務を開始しまが、この時、人生で大きな挫折を味わいます。リストラにあったのです。母の影響もあり、クリスチャンだった関谷先生は、失職して路頭に迷っていたとき、普段から通っている教会で開かれていた聖書勉強会で、新たな気づきの機会と出会いました。
「あなた、牧師になりなさいよ」
勉強会の後に、うどんを参加者の皆さんで食べながら、たわいもない話をしているときに、ある一人のおばあさんから、この一言をいただいたのです。その言葉に触発された先生は、牧師を目指して、人生の新たな一歩を踏み出し始めます。
一人前の牧師となるために、アメリカのサンフランシスコにある神学校に留学した関谷先生は、ここでも、新たな気づきと出会います。牧師になる過程を関谷先生は誇れるものではないと思いながらも、一連の経緯について現地の友人に話すと、その方は、周りから押し出され、推薦されて牧師になる決意をした関谷先生に、羨望の気持ちをもって、感動したという旨を伝えてきたのです。
この時から、自分が牧師を目指すきっけとなった「うどん事件」を誇りに思うようになり、ハワイの療養施設でチャプレンとして三か月実習したのち、日本の東京赤坂にある教会で、牧師としてのお勤めを開始されます。
その後、1996年から同志社大学に着任され、実践神学をテーマに教鞭をとり始められました。先生のご関心は多岐にわたり、実践神学の核となる、礼拝や説教だけに関わらず、牧師さん自身のカウンセラー業務に関しても興味を持たれています。

photo続きまして、今回のテーマであるクリスマスに関して、お話していただきました。 コモンズカフェが開催された、本日(12月11日)は、キリスト教のカレンダーの中の暦では、アドベント(待降祭)にあたります。アドベントの基本的な祝い方としては、ヒイラギの花の上にろうそくを置き、四度あるアドベントごとに、クリスマスまでのカウントダウンをしていくというものです。
クリスマスは、イエス・キリストの誕生日として世間では疑われることなしに信じられていますが、実はキリストの誕生日ははっきりしていません。それがいつなのかは教派によって違います。そもそも、聖書には、キリストの誕生日に関する記載はなく、12月25日になった経緯は、四世紀にヨーロッパ大陸を支配していたローマ帝国が、太陽神を祖としてあがめていたミトラス教のお祭りの日が起源というのが有力になっています。現在、わたしたちが認識しているのはカトリック、プロテスタントと同じ12月25日ですが、東方正教会は1月6日を公現日としています。
引き続いて、クリスマスツリーの由縁を教えていただきました。クリスマスツリーは、キリストの生誕を祝って行われていた生誕劇のときに、モミの木を使ったことに由来し、今でも、その名残が残っているそうです。クリスマスツリーといえば、その木に飾られるきらきらとした箱型のおもちゃや、玉のかたちをしたカラフルなものが有名ですが、もともと飾りといえば、果物のリンゴであったそうです。しかし、実は聖書の中に知恵の実はリンゴであるという記述はどこにもありません。ともあれ人々はリンゴを飾ることで、キリストの恩寵を再認識するきっかけとなるそうです。

photo

休憩をはさみ、質問コーナーに移りました。質疑応答では、関谷先生の牧師になられるまでのプロセスに関する具体的なものから、今回のテーマであるクリスマスについて、さらには聖書によく登場する羊に関することなどが話題にのぼり、終始盛り上がりを見せました。
いろいろな角度で飛び込んでくる鋭い質問にたいして、関谷先生は、丁寧にわかりやすく、かつユーモアあふれる返答をされているのが印象深く思い出されます。iPadを使った紙芝居、ウクレレを少しだけ爪弾く、音楽と神学との融合、爆笑と感嘆が入り交じる質疑応答が行われましたが、これは参加者だけの特権です!

次のコモンズカフェでは、シェイクスピア研究者の勝山先生をお招きします。みなさんのご参加をお待ちしております。

(文章:真本・徐)

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